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挙式が終わり、ほっとしたのも束の間。
披露宴では、ご祝儀の管理や両家でのテーブル挨拶など、親にもたくさんの役割がありました。
私は事前に、受付担当の方への挨拶メモや親族紹介メモ、披露宴での挨拶の言葉などを準備していました。
しかし、今振り返ってみると、一番大切なことだけ準備していなかったのです。
それは、
娘に伝えたい言葉でした。
今回は、娘の結婚式の披露宴で、新婦の母として実際に経験したこと、そして終わった今だからこそ感じることを、これから結婚式を迎える親御さんの参考になればと思いながらお話ししたいと思います。
この記事は、前回の記事
「娘の結婚式当日、親は何をする?新婦の母が伝えたい『準備より大切だったこと』」
の続編になります。


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挙式が終わったあと、親が最初に受け取ったのは「ご祝儀の入ったバッグ」でした
16時から始まった挙式が終わり、フラワーシャワーや集合写真の撮影、新郎新婦との記念撮影が終わると、披露宴が始まるまで少し時間がありました。
庭に出て新郎新婦と写真を撮ったり、用意されていたドリンクをいただきながらほっと一息ついていた時、受付を担当してくださった方から、ご祝儀の入ったバッグを受け取りました。
実はこのご祝儀の管理は、私が結婚式当日の親の役目の中で、最も責任を感じたことの一つでした。

式場ではご祝儀を預かってもらえないことを初めて知りました
恥ずかしながら私は、結婚式場がご祝儀を預かって管理してくれるものだと思っていました。
しかし実際には、式場ではご祝儀や貴重品の管理は行わず、それぞれの家族で管理するのが基本とのことでした。
娘から事前に聞いていたため、当日は慌てることなく対応できましたが、初めて聞いた時は少し驚いたことを覚えています。
今振り返ると、事前に教えてもらっていて本当に良かったと思います。
これから結婚式を迎える親御さんは、
「ご祝儀は誰が管理するのか」
を事前に確認しておくと安心だと思います。
新郎さんが準備してくれていた実用的なご祝儀バッグ
後から聞いた話ですが、ご祝儀を入れるバッグは新郎さんが事前に準備してくれていました。
新郎側と新婦側で色違いになっており、どちらも落ち着いたダークカラーの大きめのバッグでした。
厚みのあるしっかりした布製で、ファスナー付き。肩から掛けることもできる、とても実用的なバッグでした。
夫も新郎のお父様も、バッグを半分に折って脇にしっかりと挟んで持っていました。
肩から掛けることもできるのに、あえて体から離さないように持っている姿を見て、
「やっぱり責任重大だと感じているんだな」
と、少し微笑ましく思ったことを覚えています。

今回は新郎さんが事前にご祝儀用バッグを準備してくれていました。
結婚式によっては親が準備する場合もあるため、事前に確認しておくと安心だと思います。
私が今回の経験から感じたのは、
「ファスナー付きで肩掛けできるタイプ」が一番安心だということでした。
「絶対になくせない」夫婦の連携プレーが始まりました
ご祝儀の入ったバッグを受け取った瞬間、
「これは絶対になくせない」
という責任感が一気に湧いてきました。
披露宴の席では、夫と私が隣同士だったこともあり、自然と夫婦で管理することになりました。
夫がトイレなどで席を外す時は私が預かり、今度は私が席を外す時には夫に渡す。
まるで夫婦の連携プレーのようでした(笑)。
結婚式当日は考えることがたくさんありますが、ご祝儀の管理については、事前に夫婦で話し合っておいて本当に良かったと思っています。
両家代表謝辞の時間だけは、事前にお願いしていました
披露宴の終盤になると、花嫁の手紙や両家代表謝辞のため、両家の両親は前方に用意された席へ移動することになりました。
その際、式場スタッフの方から、
「荷物は親族の方に預けて移動してください」
と案内がありました。
夫の荷物は夫の母に、私の荷物は私の母に預けました。
そして、一番大切なご祝儀の入ったバッグは、事前にお願いしていた夫の母に預かってもらいました。
当日になって慌てないよう、
「最後は誰にお願いするか」
まで決めておいて良かったと感じています。
今振り返ると、一番責任を感じた親の役目だったかもしれません
花嫁の手紙や送賓など、結婚式当日はさまざまな場面で緊張しました。
それでも今振り返ってみると、一番責任を感じたのは、ご祝儀の管理だったかもしれません。
無事に最後まで管理し、娘夫婦に手渡した時は、本当にほっとしました。
私のように、
「結婚式場が管理してくれると思っていた」
という親御さんもいるかもしれません。
結婚式当日は想像以上に親の役割があります。
その中でも、
「ご祝儀は誰が、どのように管理するのか」
を事前に確認しておくことは、とても大切だと感じました。
新郎新婦がお色直し中、両家4人でテーブルを回りました
私たちの結婚式では、新郎新婦がお色直しで中座している間に、両家の両親4人で各テーブルを回り、ご挨拶をする時間がありました。
これは新郎側のご両親のご希望で行うことになりました。
結婚式の前にYouTubeなどで、
「披露宴では親が各テーブルを回って挨拶をすることがある」
ということは知っていましたが、多くは新郎側・新婦側がそれぞれの列席者の方へご挨拶に回る形が紹介されていたように思います。
私たちの場合は、両家の親4人が一緒に全テーブルを回る形でした。

実際の挨拶は、とてもしどろもどろでした
新郎新婦がお色直しのため退席し、プロフィールムービーが始まるまでの限られた時間。
私たちは両家4人で、それぞれのテーブルを回りました。
事前に考えていた挨拶は、
夫「本日は、お越しいただきありがとうございます。」
私「いつも娘がお世話になり、ありがとうございます。」
二人で「今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
という、本当に短い言葉だけでした。
それでも、いざ皆さんの前に立つと、思っていた以上に緊張してしまい、用意していた言葉もしどろもどろになってしまいました。
結婚式当日は、受付の方へのご挨拶や親族紹介など、たくさんの場面で緊張していましたが、この時も例外ではありませんでした。

私は受付担当の方への挨拶、親族紹介、披露宴での挨拶などを事前にメモにまとめていました。
緊張すると覚えていたつもりの言葉も出てこなくなるので、簡単なメモを用意しておいて本当に良かったと思っています。
皆さんの笑顔に救われました
そんな私たちに対して、どのテーブルの皆さんも、
「こちらこそ、おめでとうございます」
「〇〇ちゃん、とっても綺麗ですね」
と、笑顔で声をかけてくださいました。
その言葉に、緊張していた気持ちが少しずつほぐれていったことを覚えています。
今振り返ると、全員にご挨拶できて本当に良かったと思います
当日は緊張していることばかりでしたが、今振り返ってみると、両家4人で全てのテーブルを回り、ご挨拶できたことは本当に良かったと思っています。
短い時間でしたが、
「娘がたくさんの方に支えられてきたんだな」
ということを改めて感じる時間でもありました。
これから結婚式を迎える親御さんも、もし披露宴で各テーブルを回る機会があれば、
完璧な挨拶をしようと思わなくても大丈夫です。
感謝の気持ちは、きっと伝わると思います。


お色直し中座では、私も留袖姿で娘と一緒に歩くことになりました。
留袖やヘアセットについては、別の記事で実際に着用した感想を詳しくまとめています。

娘のお色直し中座で、私は一番大切な言葉を準備していませんでした
結婚式当日まで、私は親としての役目をしっかり果たそうと、いろいろな準備をしていました。
受付担当の方へのご挨拶のメモ。
親族紹介のメモ。
披露宴で各テーブルを回る時の挨拶の言葉。
当日の持ち物メモ。
どれも忘れないように、一つずつ確認しながら準備していました。
娘からも、
「披露宴は、盛りだくさんのスケージュールだから想像以上に時間がないと思うよ」
と聞いていたため、とにかく失敗しないように準備することばかり考えていました。
でも今振り返ると、
私は、一番大切なことだけ準備していなかったのです。
それは、
娘に伝える言葉でした。
お色直し中座で娘が、
「お母さん」
と私を呼びました。
私は、
「はい」
と返事をして席を立ち、娘のところへ向かいました。
そして司会の方から、
「お母さま、一言お願いします」
とマイクを渡された瞬間、
頭の中が真っ白になりました。


娘とのお色直し中座の時、私自身も留袖姿で参加しました。
娘と一緒に写真に写る機会も多かったので、髪型やかんざしを事前に準備しておいて良かったと思っています。
「こんなに素敵なドレス姿を見せてくれてありがとう」
マイクを受け取った瞬間、
「どうしよう。何も考えていない…」
という気持ちでいっぱいになりました。
本当は、たくさん伝えたいことがあったはずなのに、何も言葉が出てきませんでした。
そして、ようやく口から出た言葉は、
「今日は、こんなに素敵な……」
そこで、感情が込み上げてきて、言葉が止まってしまいました。
少し間を置いて、
「こんなに素敵なドレス姿をお母さんに見せてくれてありがとう。」
そして、
「幸せになってください。」
そう伝えるのが精一杯でした。
その後、娘と手をつないで歩いた時間は、本当にあっという間でした。
今でも時々思います。
もっと違う言葉があったのではないか。
もっと娘に伝えたいことがあったのではないか。
でも今振り返ると、あの時に出てきた言葉は、私が娘に一番伝えたかった気持ちだったのかもしれません。
新郎さんが撮ってくれていた一枚の写真と動画

※新郎さんが撮影してくれた写真を一部編集した写真です。
お色直し中座が終わった後、後から知ったことがあります。
それは、新郎さんが自分の席から、私と娘が一緒に歩いている姿をスマートフォンで撮影してくれていたことでした。
その写真と動画を見た時、嬉しい気持ちと同時に、一つだけ後悔が残りました。
私は娘に夢中になってしまい、
「少し娘をお借りします。」
とか、
「二人で幸せになってください。」
という言葉を、新郎さんに伝えることができなかったのです。
結婚式当日は、たくさんの人に見守られていることへの緊張と、突然マイクを向けられた焦りで、そこまで気持ちが回りませんでした。
でも今振り返ると、私が本当に願っていたのは、
「娘だけが幸せになること」ではなく、
「二人で幸せになってほしい」ということでした。
もし、結婚式前日の自分に一つだけ伝えられるなら、
「娘への言葉を考えるのと同じくらい、新しい家族になる人への言葉も考えておいてね」
と伝えたいと思います。
そして、それが今、私がこれから結婚式を迎える親御さんに、一番お伝えしたいことなのかもしれません。
披露宴の終わりが近づき、娘がたくさんの人に愛されていたことを改めて感じました

※この写真はイメージです。
披露宴も終盤になり、花嫁の手紙、両親への記念品贈呈、両家代表謝辞、新郎謝辞と続きました。
花嫁の手紙の内容は、家族だけの大切な思い出として心にしまっておきたいと思います。
手紙を聞きながら、私は娘の小さかった頃から今日までのことを、順番に思い出していました。
子育ては楽しいことばかりではなく、大変なことや悩んだこともたくさんありました。
でも、この日、娘からの手紙を聞いて、
「今までのことがすべて報われた」
そんな気持ちになりました。
また、娘からは、生まれた時の体重と同じ重さのお米をプレゼントしてもらいました。
実際に抱えてみると、想像していた以上にずっしりと重く、
「こんなに重かったかな」
と思ったことを覚えています。
そして、一緒に添えられていた赤ちゃんの頃の写真を見た瞬間、あの頃の記憶が一気によみがえり、ここで初めて涙があふれてしまいました。
新郎のお父様の謝辞、新郎さんの謝辞を聞きながら、
「結婚式が終わってしまうんだ」
という寂しさと、
「これからは二人で歩んでいくんだ」
という安心感が入り混じっていました。
その後、会場の皆さんと一緒にエンドロールを見て、送賓へ向かいました。
送賓では、一人ひとりの方から温かい言葉をかけていただきました。
そして皆さんの笑顔を見ながら、
「これで良かったんだ」
「娘は本当にたくさんの人に愛されていたんだな」
と、改めて感じた時間になりました。

親として完璧に役目を果たせたかは分かりません。
でも、娘の幸せそうな姿を最後まで見届けることができたことが、私にとって一番大切なことだったのかもしれません。
そしてもし、結婚式前日の自分に一つだけ伝えられるなら、
「親の役目の準備と同じくらい、娘に伝えたい言葉も考えておいてね」
と伝えたいと思います。
これから結婚式を迎える親御さんにとって、私の体験が少しでも参考になれば嬉しいです。

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