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娘の結婚式が近づくにつれて、私は「親は当日何をするの?」「失敗しないためには何を準備したらいいの?」ということばかり考えていました。
受付担当の方への挨拶、親族紹介、持ち物、タイムスケジュールの確認…。前日まで何度もメモを見返して、不安を少しでも減らそうとしていたのを覚えています。
私は新婦の母として結婚式を迎えましたが、当日、新郎のお父様やお母様の様子を見ていて、「子どもを送り出す親の気持ちは同じなんだな」と感じる場面がたくさんありました。
そして迎えた結婚式当日。
実際には、緊張して予定どおりにできなかったこともたくさんありました。でも今振り返ると、一番大切だったのは「親として完璧に振る舞うこと」ではなく、「子どもの幸せそうな姿をしっかり目に焼き付けること」だったと感じています。
この記事では、新婦の母として実際に体験した結婚式当日の流れと、その時に感じたことを正直にお伝えします。これから結婚式を迎える新婦・新郎のご家族の参考になれば嬉しいです。

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結婚式当日の親のタイムスケジュール一覧

式場到着|娘夫婦と一緒に向かった特別な時間
娘の結婚式当日は、私たち夫婦にとっても特別な一日の始まりでした。
私たち夫婦は、お酒を楽しめるようにと、娘夫婦の車に乗せてもらって一緒に式場へ向かいました。式場への到着は12時30分頃。新郎新婦の支度開始予定時間が13時15分だったため、少し早めの到着でした。
車の中では、結婚式当日とは思えないほど普段通りの会話をしていたように思います。
私たちは車の中で、
「今日は楽しみだね。」
「いっぱい笑顔で楽しもうね。」
と話していました。
今振り返ると、それは本当に楽しみにしていた気持ちでもあり、お互いの緊張を隠そうとしていた言葉だったのかもしれません。
でも、その何気ない会話も、娘夫婦と一緒に過ごした大切な思い出のひとつになっています。
式場に到着すると、これから始まる一日の流れを確認しながら、それぞれが支度の準備に入りました。
新婦の母のヘアメイクと着付けは想像よりスムーズだった
13時30分になると、いよいよ私のヘアメイクと着付けが始まりました。
結婚式当日の母親の支度は、もっと時間がかかって慌ただしいものだと思っていましたが、実際にはヘアメイクが終わるとそのまま着付けに入り、トータルで約40分ほどで支度が完了しました。
当日は緊張で落ち着かなくなるかと思っていましたが、不思議とその時は「いよいよ始まるんだ」という気持ちの方が強く、慌てることはありませんでした。
担当のヘアメイクさんや着付けスタッフさんはとても慣れていて、こちらが不安になることはほとんどありませんでした。
着付けの途中でも苦しくないか確認してくださり
「留袖でも皆さん、普段通りにお食事されていますよ」
と教えていただき、安心しました。
また、
「留袖が着崩れた場合はすぐにお直ししますので、トイレも我慢しないでくださいね」
と声をかけていただきました。
結婚式当日は、留袖での食事やトイレ、着崩れを心配していましたが、スタッフの皆さんが細かくサポートしてくださったおかげで、不安なく過ごすことができました。

結婚式当日の母親の支度は、想像していたよりもずっとスムーズでした。
✅「どんな柄の留袖があるか見たい」という方は、ぜひチェックしてみてください。
娘から教えてもらった「母親も結婚式を楽しんでいい」ということ
私は結婚式の母親というと、
「主役は娘だから、自分は控えめに」
「留袖や髪型は無難にまとめるもの」
というイメージを持っていました。
そのため、娘の結婚式の準備を始めた時も、「失敗しないこと」が一番大切だと思っていました。
そんな私に娘が言ってくれたのが、
「もう着る機会もないかもしれないし、お母さんの好きな留袖を選んでみたら?」
「髪型も探して好きなのにしたら?」
「プロのメイクをしてもらえるなんて、いい機会じゃない?」
という言葉でした。
その言葉のおかげで、私は初めて、
「母親も結婚式を楽しんでいいんだ」
と思えるようになりました。
留袖は、安心してレンタルできるお店を選んだ後、約3週間かけてゆっくり選びました。
候補を絞りながら、最後は3着まで選び、毎日見比べて、「私が本当に着たい」と思える一着を選びました。
母親としてふさわしいか。
娘のウェディングドレスと合うか。
自分らしいと思えるか。
いろいろなことを考えながら選んだ時間は、本当に楽しいものでした。
その時ふと、
「娘がウェディングドレス選びに時間がかかった気持ちって、こんな感じだったのかな」
と思いました。
髪型もPinterestで「50代 留袖 髪型」を検索しながら探しました。
私の髪は鎖骨くらいのセミロングだったため、下の位置でまとめるシニヨンスタイルを選び、「トップをふんわりさせてほしい」とだけお願いしました。
担当の方はすぐにイメージを理解してくださり、後れ毛の量など細かな部分は相談しながら仕上げてくださいました。
かんざしも、自分で気に入ったものを選んで持参しました。
✅私の選んでかんざしです👇
メイクはプロの方にお任せしましたが、普段のメイクの好みなどを聞いてくださり、とても素敵に仕上げていただきました。
そして完成した自分を鏡で見た時、最初に思ったのは、
「50代後半の私でも、こんなに素敵な母親になれるんだ」
ということでした。
それは、私一人の力ではなく、「お母さんも楽しんで」と背中を押してくれた娘と、素敵に仕上げてくださった式場スタッフの皆さんのおかげだと思っています。
挙式リハーサルで娘に「かわいい」と言われた時は、本当は私が先に娘に言いたかったのにと思いながらも、とても嬉しかったです。
また、私の母も留袖姿や髪型を何度も褒めてくれて、スマートフォンでたくさん写真を撮っていました。
後日、披露宴のお色直し中座の時の写真を見た娘の友人から、
「お母さんと娘さん、後ろ姿の髪型がそっくりでしたね」
と言われました。

私は結婚式の母親というと、「主役は娘だから控えめに」と思っていました。
でも実際には、留袖選びも、髪型探しも、メイクも、当日の支度も、母親だからこそ経験できる特別な時間でした。
もしこれから娘さんや息子さんの結婚式を迎える方がいらっしゃるなら、親としての準備だけでなく、ぜひ自分自身も少しだけ楽しむ準備をしてみてください。
きっと、その時間もまた、一生の思い出になると思います。
親族控室で感じた「思っていたより安心」という気持ち

14時30分になると、親族控室が利用できるようになりました。
結婚式前は、
- 親族控室では何をするの?
- 飲み物はあるの?
など、意外と細かいことが気になっていました。
実際に利用してみると、親族控室には飲み物のサービスがあり、荷物も貴重品以外は預かっていただけたので、想像していたよりもずっと安心して過ごすことができました。
私たちの親族控室は新郎側の控室と隣同士で、スタッフの方が常に案内してくださっていたため、「次は何をすればいいのだろう」と不安になることはありませんでした。
新郎側の親族の方とは、一部を除いてこの日が初対面でしたが、事前に両家で食事会をしていたこともあり、自然に会話をすることができました。
結婚式当日は親も緊張しますが、実際にはスタッフの皆さんが細かくサポートしてくださるので、時間を気にして慌てる場面はほとんどありませんでした。
この頃の私たち夫婦は、次に控えている「受付担当の方への挨拶」のことで頭がいっぱいでした。

※画像はイメージです。
受付担当の方への挨拶は、思ったより緊張した
15時になると受付が始まりました。
私たちは事前に、受付担当の方への挨拶の言葉を考え、メモまで作って準備していました。
結婚式当日は緊張するだろうと思っていましたが、実際に受付担当の方を前にすると、想像以上に緊張してしまいました。
私が話そうとすると夫が話し始め、夫が話そうとすると今度は私が話し始めるという状態で、二人とも早口になってしまい、準備していた通りには話せませんでした。
そんな私たちの様子を見て、受付担当の方が少し笑ってくださったことを今でも覚えています。
その時は、
「ちゃんと挨拶できなかったかもしれない」
と思いましたが、結婚式を終えて振り返ると、大切なのは完璧に話すことではなく、感謝の気持ちを伝えることだったのだと感じています。
これから結婚式を迎える親御さんにお伝えしたいのは、
緊張して言葉に詰まっても大丈夫。
ということです。
事前に準備した内容をすべて話せなくても、
「今日は本当にありがとうございます」
という気持ちは、きっと相手に伝わっています。
そして、この挨拶が終わった頃から、私たちは少しずつ「いよいよ結婚式が始まるんだ」という実感が湧いてきました。
挙式リハーサルで初めて見た娘のウェディングドレス姿
15時15分になると、両家の両親と新郎新婦、そしてリングボーイ・リングガールを担当する甥と姪も一緒に、挙式リハーサルが始まりました。
リハーサルの時間は約15分ほどでしたが、この短い時間の中に、私にとって忘れられない瞬間がたくさんありました。

※画像はイメージです。
まず、挙式スタイルになった娘と初めて対面しました。
結婚式当日を迎えるまでは、「きっと泣いてしまうかもしれない」と思っていたのですが、実際には、娘のウェディングドレス姿があまりにも素敵で、ただただ見惚れてしまいました。
娘はキラキラした笑顔で立っていて、「本当に結婚するんだ」という実感が、一気に込み上げてきました。
本当は「きれいね」と声をかけたかったのですが、言葉が出ませんでした。
すると娘の方から、
「お母さん、かわいい」
と声をかけてくれました。
私は心の中で、
「いや、そこは母親の私が先に言いたかった!」
と思いながらも、とても嬉しかったのを覚えています。
リハーサルでは、私はベールダウンの位置やベールの整え方を教えていただきました。ベールを下ろした後も、重なっている部分やズレている部分を整えてあげることなど、細かい説明もありました。
夫は、娘と一緒にバージンロードを歩く速度や歩き方、新郎の前でのお辞儀のタイミングなどを教えていただいたそうです。
後から聞くと、夫は感動する余裕もなく、「ちゃんと歩けるだろうか」ということで頭がいっぱいだったと言っていました。
新郎側のご両親も、ジャケットを着せるタイミングや手袋を渡すタイミングなどを確認されていました。
また、リングボーイとリングガールを担当した甥と姪は、にこやかにバージンロードを歩く練習をしていて、その姿に親族みんなが笑顔になりました。
そして、きっと一番緊張していたのは新郎新婦だったと思います。
神父様の前での立ち位置や、指輪交換は列席者に見えるようゆっくり行うことなど、細かく説明を受けていました。
結婚式当日のリハーサルは短い時間ですが、スタッフの皆さんが丁寧にサポートしてくださるので、すべてを完璧に覚えようとしなくても大丈夫だと感じました。
それよりも私は、この時間に初めて見た娘のウェディングドレス姿と、幸せそうな笑顔を、一生忘れることはないと思います。
親族紹介は完璧にできなくても大丈夫だった
挙式リハーサルが終わると、一度親族控室へ戻りました。
ですが、ゆっくりする時間はほとんどなく、すぐに親族紹介の時間になりました。

私たちの結婚式では、親族紹介は挙式会場で行われました。
新郎側、新婦側がそれぞれ本番と同じ席に座り、新郎側のお父様、新婦側の父親が、それぞれ自分の親族を紹介する形式でした。
紹介された親族は、その場で立ち上がり、
「よろしくお願いします」
と一言挨拶をして着席する流れでした。
実は夫のために、事前に親族紹介の順番や続柄をまとめたメモを作っていました。
ところが、夫は、
「名前も覚えているから大丈夫」
と言っていたため、私は安心していました。
しかし、本番になると、想像以上に緊張してしまったようです。
私の名前は問題なく紹介できたのですが、その後、新婦の兄の妻の名前がなかなか出てこない場面がありました。
その後も、メモを見ながら紹介してはいましたが、一呼吸置いてから名前を言うことが何度もありました。
その時は、
「やっぱり名前まで書いたメモを作っておけば良かったかな」
と思いました。
ですが、実は新郎側のお父様も、とても緊張されていました。
続柄を言い直したり、順番が前後したりしながら、一生懸命紹介されていました。
その様子を見て、
「慣れない場で緊張するのは、みんな同じなんだな」
と感じました。
そして、不思議なことに、お互いが少し緊張していたことで、場の空気はかえって和やかになりました。
結婚式前は、
「親族紹介を失敗したらどうしよう」
と不安になるかもしれません。
でも実際に経験してみて感じたのは、
完璧に紹介することよりも、親族を大切に思う気持ちが伝わることの方が大切
ということでした。
もしこれから親族紹介をされる方がいらっしゃるなら、ぜひ順番だけでなく、名前まで書いたメモを準備することをおすすめします。
そして、もし少し言い間違えたり、緊張してしまったとしても、大丈夫です。
その場にいる皆さんも、きっと同じように緊張していますから。
当日は想像以上に緊張してしまい、頭が真っ白になりそうになりました。実際に準備していたメモがあったからこそ、何とか最後まで紹介できたと思っています。
親族紹介の順番は事前に確認しておくと安心です。くわしい内容はこちらの記事でも紹介しています。👇

結婚式前日の自分に伝えたいこと
もし結婚式前日の自分に声をかけることができるなら、私はこう伝えたいです。
「親として完璧にやろうとしなくて大丈夫。」
私は結婚式前日まで、
- 受付担当の方への挨拶
- 親族紹介の順番
- 持ち物の確認
- 当日のタイムスケジュール
など、「失敗しないための準備」ばかり考えていました。
もちろん、その準備は無駄ではありませんでした。
実際に当日は、事前に準備していたからこそ落ち着いて行動できた場面もたくさんありました。
でも、結婚式を終えて今振り返ると、一番大切だったのは、
「親として完璧に役目を果たすこと」
ではなく、
「娘の幸せそうな姿を、しっかり目に焼き付けること」
そして「親も一緒にしっかり楽しもう」
だったように思います。
受付の挨拶も、親族紹介も、私たち夫婦は決して完璧にはできませんでした。
それでも、感謝の気持ちはきっと伝わっていたと思います。
そして、もしもう一つだけ結婚式前日の自分にアドバイスできるなら、
「娘に伝えたい言葉を、少しだけ考えておいて」
と伝えたいです。
結婚式当日は、本当にあっという間に過ぎていきます。
ベールダウンの時、娘の幸せそうな笑顔を見た瞬間、私はようやく、
「本当に結婚するんだ」
という実感が湧きました。
そして、その時に伝えた、
「きれいよ。しあわせにね。」
という言葉は、私にとって一生忘れられない言葉になりました。
結婚式は、新郎新婦にとって特別な一日であることはもちろんですが、親にとっても、子どもの幸せを心から願い、送り出す大切な一日なのだと思います。
もし、これから娘さんや息子さんの結婚式を迎える方がいらっしゃるなら、親としての準備と同じくらい、
「子どもにどんな言葉を伝えたいか」
を、ぜひ少しだけ考えてみてください。
それはきっと、親にとっても、一生忘れられない時間になると思います。
次の記事では、披露宴で親が実際にしたことや、娘とのお色直し中座、両家でのテーブル挨拶など、結婚式当日の後半についてお話しします。

