目も開いていない子猫を保護した日|95gの赤ちゃん猫ノアとの出会い

保護猫ノアの成長日記

 

2024年9月のある日、わが家に小さな小さな子猫がやってきました。

体重はわずか95g。
まだ目も開いておらず、へその緒もついたまま。

本当に育つのだろうか。
無事に生きてくれるのだろうか。

不安でいっぱいでしたが、その小さな子猫は、体を必死に動かしながら大きな声で鳴いていました

まるで、

「生きたい」

そう伝えているように感じたんです。

今回は、保護猫ノアとの出会いの日のこと、そして動物病院で教えてもらった赤ちゃん猫のお世話について、実体験をもとにまとめます。

まゆまゆ
まゆまゆ

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保護した当日の実際の写真

 

2024年9月、母が見つけた小さな子猫

2024年9月のある日。

その日は、母がわが家へ来る予定になっていました。

母が駐車場に止めていた車に乗ろうとしたとき、どこからか子猫の鳴き声が聞こえてきたそうです。

「ミー!ミー!」と、とても小さいのに驚くほど大きな声。

気になって周りを探してみると、草むらの中に小さな子猫がぽつんといたそうです。

生まれて間もないことはすぐにわかったと言っていました。

目はまだ開いておらず、体もとても小さい

それでも、その子猫は必死に鳴いていたので、放って置けなかったと言ってました。

母猫が近くにいるかもしれないと思い、母はしばらくその場で様子を見ていたそうです。

でも、9月とはいえ日中はまだ暑く、小さな子猫がひとりでいるには心配な気温でした。

「このままだと危ないかもしれない」

そう思った母は、持っていたタオルに子猫を包み、車に乗せてわが家へ連れてきました。

「生まれて間もない感じだけど、小さいのにすごく大きな声で鳴いてたから見つけられたよ」

母はそう言いながら、小さな子猫を私の前にそっと置きました。

本当に手のひらに乗るくらい小さな体。

その子は、小さな体を一生懸命動かしながら、私の前でも大きな声で鳴いていたんです。

まるで母猫を探しているように。

その姿を見たとき、

「この子は、生きたいと思っている」

私はそう感じました。

手のひらサイズの小さな命

その子猫を初めて見た瞬間、私は思わず息をのみました。

本当に小さい。

両手ではなく、片手の手のひらに乗ってしまうくらいの大きさでした。

しかも、まだ目が開いていない。

お腹には、乾いたへその緒までついていました。

「生まれて間もない子なんだ

それはすぐにわかりました。

正直、その瞬間は「かわいい」という気持ちよりも、不安の方が大きかったです。

こんなに小さな子猫を育てられるのだろうか。

ちゃんと生きてくれるのだろうか。

どうしたらいいんだろう。

頭の中ではいろんなことを考えていました。

でも、その小さな子猫は不思議なくらい元気に鳴いていたんです。

小さな体を一生懸命動かしながら、「ミー!ミー!」と大きな声で鳴いていました。

もし、ぐったりして動かなかったら、私はただ不安でいっぱいだったと思います。

でも、ノアは違いました。

小さいながらも必死に鳴いて、必死に動いていたんです。

まるで、
「生きたい」

そう伝えているように感じました。

その姿を見て、私は自然と、

「この子を守りたい」

そう思っていました。

まず動物病院へ向かうことに

小さな子猫を前にして、私は必死に考えていました。

「どうしたらいいんだろう」

「まず何をしたらいいんだろう」

猫と暮らした経験はありましたが、目も開いていない、生まれて間もない子猫のお世話をしたことはありませんでした。

しかも、この子はまだへその緒までついている。

冷静になろうと思いながらも、不安で頭の中がいっぱいでした。

それでも、とにかくまずは動物病院へ連れて行こうと思いました。

診察してもらって、育て方を教えてもらおう。

そう考えたんです。

そのとき、以前飼っていた猫のために使っていたカプセル型キャリーバッグが家に残っていたことを思い出しました。

急いでキャリーを用意し、小さな子猫をそっと入れて動物病院へ向かいました。

当時使っていたキャリー。
今もわが家に残っています。

実際に当時つかっていた猫用キャリーと簡単な説明

受付で事情を説明すると、スタッフの方がすぐに毛布と湯たんぽを持ってきてくれました。

「まず温めましょう」

そう言いながら、キャリーの中をやさしく整えてくれたのを覚えています。

後から知ったのですが、生まれて間もない子猫は自分で体温調整ができないそうです。

本来なら母猫や兄弟猫と体を寄せ合って温め合いながら過ごしている時期。

だから、保温がとても大切なんだと教えてもらいました。

診察室に呼ばれ、小さな子猫の診察が始まりました。

体重は95g。

鶏の卵1個が65gくらいなので、それより少し重いくらいの小ささです。

さらに、体温は低すぎてうまく測れない状態でした。

獣医さんからは、

「今は、とにかく温めてあげることが大切です」

そう説明されました。

私は不安になって、

まゆまゆ
まゆまゆ

この子、大丈夫ですよね。育ちますよね?

と思わず聞いていました。

でも、獣医さんは少し難しそうな表情をしたまま、はっきりとは答えませんでした。

その表情を見て、私も覚悟しました。

簡単なことではないんだ。

もしかしたら、育たないかもしれない。

それでも、私は、

「この子を育てたいので、教えてください」

そう伝えました。

すると、子猫用ミルクシリンジ授乳方法などが書かれたプリントを用意してくれました。

こうして、私の“ミルク係生活”が始まることになったのです。

赤ちゃん猫のお世話が始まった

※この記事は、私が実際にノアを保護したときの体験談です。
生まれて間もない子猫は、体温管理やミルクの量などがとても大切な時期です。
同じような状況の方は、できるだけ早く動物病院や専門機関へ相談してください。

診察が終わると、獣医さんやスタッフの方が、生まれて間もない子猫のお世話について一つひとつ丁寧に教えてくださいました。

まず渡されたのは、子猫用ミルクとシリンジ、そして赤ちゃん猫のお世話について細かく書かれたプリントでした。

寝床の温度や湿度、授乳の回数、排泄のお世話、体重の増え方など、本当に細かく書かれていて、「こんなに気をつけることがあるんだ」と驚いたのを覚えています。

病院で教えてもらった内容を、今でも覚えている範囲で簡単にまとめるとこんな感じでした。

病院で教えてもらったことメモをまとめた画像

病院では、最初に子猫用哺乳器でミルクを飲ませようとしてくれました。

でも、ノアはまだ上手に飲めませんでした。

そのため、まずはシリンジで少しずつ飲ませる方法に変更になりました。

今思えば、「飲ませる」というより、「なんとか口に入れていく」という感じだった気がします。

それくらい小さくて、まだミルクを飲む力も弱かったんです。

それでも獣医さんからは、

「今はシリンジでも大丈夫。でも、少しずつ哺乳瓶でも飲めるように練習していきましょう」

とアドバイスをいただきました。

帰る頃には、子猫用ミルク、哺乳瓶、シリンジ数本を持たせてもらっていました。

そして最後に、

「体重が1日10〜15gくらい増えることを目安にしてください。もし体重が減るようなら、またすぐ受診してください」

そう説明を受けました。

病院から帰ったあと、私はいただいたプリントを隅から隅まで何度も何度も読み返しました。

寝床の温度、湿度、ミルクの量、授乳の回数、排泄のお世話――。

小さな命を前に、「ちゃんと覚えないと」という気持ちで必死だったんだと思います。

何度も見返しているうちに、プリントは少しずつヨレヨレになっていきました。

途中で「これ、破れたら困るかも」と心配になって、自宅でコピーをして予備まで作ったほどです。

ノアの寝床のそばには、湿度も確認できる室温計を置きました。

病院で「保温がとても大事」と教えてもらっていたので、温度はかなり気にしていたと思います。

スマホには3時間おきのアラームをセットしました。

昼も夜も関係なく、アラームが鳴ったらミルクの時間です。

猫用の体重計を持っていなかったので、キッチン用のスケールを使ってノアの体重を測っていました。

測るタイミングは午前中と夕方の2回。

小さなノアをそっと乗せながら、

「増えてるかな……」

毎回ドキドキしていたのを覚えています。

そして、次に病院へ行くときに忘れないように、この日から“ノアの記録ノート”もつけ始めました。

実物の写真も載せていますが、内容はとてもシンプルです。

わが家に来た日を「1日目」として、

2日目、3日目……

というように、約3か月ほど毎日記録していました。

書いていた内容は、

・体重(AM・PMの2回)
・ミルクを飲ませた時間と量
・排尿の回数
・排便の回数

です。

画像は、私が実際に記録していたノートの初めのページ(わが家にきて1日目、2日目、3日目の記録)です。

本文の内容を補助するための実際の記録ノートの画像

今見返すと、本当に必死だったなと思います。

でも、当時の私は、

「少しでも変化に気づけるように」

ただその気持ちだけで毎日記録していました。

もちろん、お世話はミルクだけではありませんでした。

ミルクを飲ませた後には排泄のお世話。

湯たんぽを入れ替えたり、タオルや毛布を交換したり。

小さなノアが少しでも快適に過ごせるように、とにかく清潔を保つことも気にしていました。

そして、もうひとつ心配だったのが、ノミやダニのことです。

ノアは母が保護するまで外にいた子なので、体にノミやダニがいる可能性もありました。

でも、ノアはまだ小さすぎて駆除薬を使うことができないと言われました。

寄生虫の検査や血液検査も、生後2か月頃になってから行いましょうとのことでした。

「ミルクを飲んでほしい」
「体重が増えてほしい」

そんな願いのほかにも、心配事は次々に増えていきました。

正直、あの頃の私は、

「かわいいな」

と思う余裕すらありませんでした。

とにかく、

「この小さな命を守りたい」

その気持ちだけで動いていた気がします。

ふと、

「かわいい〜」

と声が漏れて、自分でもそう感じられるようになったのは、まだまだ先のことでした

95gだった子猫は、今では5.1kgになりました

現在の猫の様子の画像

現在のノア

あの小さくて必死に鳴いていたノアが、今ではすっかり大きくなりました。

体重は5.1kg、体も丸く、ふっくらして堂々とした雰囲気です。

ノア
ノア

大きくなってあげましたが、なにか?

 

まゆまゆ
まゆまゆ

首元の紫の水玉リボンも健在で、相変わらずの半目ジト目。
ツン多めだけど、やっぱりかわいいんです。

部屋の窓辺やお気に入りのベッドでくつろぐ姿を見ると、あの小さな手のひらサイズの命が、無事にここまで育ったんだなと実感しています。

この子は「生きたい」と鳴いていた

保護した日のことを思い出すと、手のひらに乗るほど小さなノアが、まだ目も開かないのに必死で鳴き、体を小刻みに動かしていた姿が目に浮かびます。

 

ミー!ミー!  ミー!ミー!

まゆまゆ
まゆまゆ

その生命力の強さに、私は自然と「この小さな命を守りたい」と思ったのでした。

今では、ツンデレ全開で「なんだよ…」って顔をすることも多いけど、あの時の命の力強さが、ノアらしさにもつながっている気がします。

ノア
ノア

まあ、生きる予定でしたけど

こうして、95gだった小さな命は、今や堂々と我が家の主役です。

ノア
ノア

まだ終わってないけど?次回は

まゆまゆ
まゆまゆ

私の“ミルク係”生活が始まりました。


でも翌朝、体重計に表示された数字は――86.5g。

「えっ…減ってるやん。」

焦る私とは反対に、ノアは小さな手足をバタバタ。


『100gになった日、はじめて笑顔になれた』です。

 

 

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